梅松 1歳おめでとう

2008年10月18日に出逢い、保護。
生後1ヶ月くらいとのことだったので、出逢いの一月前を誕生日に決めました。

出逢った翌日の松太郎です。

ニンゲンに慣れておらず、目が怯えています。
手がちっちゃい。
猫砂の手触りも不思議みたいです。

その4日後の松太郎です。


かつては紅顔の美童だったのです！
ふわふわの毛にピンク色の口。
大きいアーモンドアイはいつだって好奇心に溢れ、キラキラしていました

今は、うん…家族の欲目フィルターで……美形と、いえなくも、なくも、ない…


当時から活発な子だったためブレブレですが、
写真が沢山残っています。松は。

梅福は…撮ってはいけない気がして、少ないです。
残したら可哀想というか…そっとしておいてあげたいという気持ちが強く。
ちょうど上の松太郎の写真と同じ日。
保護から5日後の梅福です。



これでも随分腫れがひいたのです。
保護した日はもっと、葡萄のように腫れて飛び出していて。
素人目にもこれはダメだと分かりました。

病院にすぐ連れて行きました。
ウィルスが眼球の水分をとってしまっている可能性が高い、
目はもうないと思う、と。
ウェブで調べたら、萎縮していると診断を受けても、
点眼を続けたら見えるようになったという話を発見したので…
必死に点眼を続けました。

この写真を撮った頃、
腫れがかなりひいて、松太郎とは違う、その奥が虚なんだろうと分かる、
ぽくりとへこんだ顔の形を見てようやく、
あぁ梅の目は溶けてしまったんだなぁと、ぼんやりそう思った記憶があります。

さらに数日後。


腫れがほぼひいて、元気になってきました。
ただウィルスは目を溶かし、視神経を冒し、脳に回る可能性もあったため、
この頃ちょっと梅福が予測不可能なことをすると
「もしや脳炎か？！」と怯えてしまいました。
今思えば、ただ犬と猫の違いだったのでした…梅、ごめんだに

出逢って2ヵ月後、梅松3ヶ月歳になる2008年12月に、１Ｋ６畳に来て。
色々ありましたが、無事1歳を迎えられました



松太郎に詫びることがある。

あんなに美童だったんだもん。
きっともっと素敵な家族を探すことが出来た。
でも梅ちゃんと二人は心細くて、松に残ってもらっちゃった。

冒険家で横暴でジャイアンで寂しがり屋で小心者なのに、
他の猫を松の城に迎えている。
威嚇なんかしたくないだろうに、怖がらせている。

本当にごめん。



梅福に詫びることがある。

ハンディがあるのに、日中側についていてあげれない。

目が残っていたらなぁってたまに思ってしまう。

梅の道案内を理由に松を居残りにさせた。
自分が残ってほしかっただけなのに。

松が不妊手術で６畳にいなかったとき、
梅は本当はツンデレじゃなくてデレデレの子だと分かった。
松がいるから素直になれなかっただけなんだと気づいたのに、
今の一部屋だけの生活は梅の負担なんだなって気づいたのに、
松を手放せないし、引っ越せないし。
ふがいない。


本当はあの日、梅をゴミ屋敷の片隅の、
青いビニールシートの上で見たとき。
見なかったことにしようと思った。
横にいた松だけ持って来ようと、一瞬思った。


見捨てようとした一週間後。
本当に目がないって分かったとき、
喜んだ。
離れないで済むって、すごく嬉しかった。
もしかしたら、梅の目がないのは、
神様が私の願いを叶えてくれたのかもしれない。


詫びて済むことじゃないけど…
本当にごめん。


私は駄目で駄目で、
この子達に負担を掛けてばかりで、
頼ってばかりで。
一緒にいてもらわないともう生きていけないくて。
それなのに、寄り添って寝てくれて、
お腹を撫でさせてくれて、
全身で愛情を示してくれる毎日に、
本当に救われている。


2009年9月18日、
梅福
松太郎
1歳の誕生日おめでとう。
一緒にいてくれてありがとう。
これからもよろしくおねがいします。











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彼女も、私に拾われてくれた子です。
家族募集中です。


いつものです。ありがとうございます。