6ヶ月と13日目 セセとの最後の夜。

2010年2月20日（日）のおはなし。


凄く日差しが強く、晴天だった2009年8月9日（土）。
午後になぜか、突然の大雨。

古いアパートの玄関先、ちいさな軒、
冷たいコンクリートの上で産まれました。


生後30分以内。
うちに来て5分後くらい。

白い足がセセ。
兄のトト、妹のミミと、お母さんのネネです。

生後0日目の動画がありました。
初公開かな。



後からニンゲンの匂いがつくと、猫はその子を育てなくなる。
なんて記事を後日発見して青ざめてしまいました。
ネネが優しい子でよかった。


生後2日目

目、開いてないです。耳も聞こえていないです。


生後10日目

まるみえちーんも、米粒くらいです。
ちっちゃいのに肉球も肉球していて感動しました。
おトイレはまだできませんでした。


生後1ヶ月

母兄妹と梅と松と、毎日走り回っていました。
シャカシャカ袋は今も大好き。


生後2ヶ月

トトがこまめになって、
ミミがういになって。
セセだけセセとして、６畳に残りました。


生後3ヶ月

まだおっぱい吸っていました。
でも生後三ヵ月半のときは、ひどく体調を壊し、
毎日皮下点滴。
シリンジで強制給餌。
私は毎晩のように、セセを失う夢を見ました。


復活した生後4ヶ月

当たり前のように猫団子。
このころ、後輩猫マロンも一緒になって、
寄り合い家族として暮らしていました。


生後5ヶ月

最初、携帯電話と同じくらいの大きさ、
携帯電話よりはるかに軽かった体は、
こんなに大きくなりました。


生後6ヶ月。

とうとう、家族にめぐり合いました。



セッくんとの6ヶ月は、言葉にならない。

楽しくて、うれしくて、感動して。
優しくして、優しくしてもらって。

あの日あの時間に、あの天候のときに通りかからなかったら、
セッくんに会えなかった。


ただただ、
大好きで、愛している。



セッくんを一生幸せにする力が、
私にはなく。
それがとても悔しいけれど。


私よりセッくんを幸せにしてくれる人を見つけることは、できた。



最後のねこだんご。

６畳の、珠玉だったセッくん。


大好きで大好きで。
喉が塞ぐ。

それでも。
明日がこなければいいとは、思わない。


セッくんを幸せにすることは、
みんなとであわせてくれた、ねこのかみさまとの約束。




ああ、それでも。
涙は止まらないけど。

この安らぎが、
この笑顔が、
ずっとずっともっと大きくありますように。


明日、お婿にゆきます。


カウント　1








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いつものです。最後のセセバージョン。



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